24Aug
保育士の資格を持ちながらも働いていないいわゆる「潜在保育士」が全国におよそ70万人近くいるといわれています。
せっかく保育士の資格を持っているのに働かない理由として「給与の低さ」が挙げられます。保育士に現在の給与で満足していない人が実に9割を占めています。保育士の年収平均は、だいたい「300万」ほどで、某リサーチ会社が保育士に調査したところ、賞与や手当てなどを含んだ年収の平均額は、さらに低く「210万」ほどという回答を得ています。
保育士は、子どもの命を預かるという責任の重い仕事です。命を預かって働いている保育士にとってあまりにも給与が少ないと切実な声が多く聞かれます。また、資格保持者なのに最低賃金で働いている、とにかく基本給が低いので賞与と合わせても給与が安い。
出勤日数も多い上、長年勤務しているのに手取りが少なすぎる・・・など給与の低さについて不満の声が多いことが伺えます。
このような命を預かる仕事に対してあまりにも低すぎる給与について、引き上げることができるのでしょうか。
政府は、数多く聞かれる保育士の給与の低さに対する改善策として、4月より「子ども・子育て支援新制度」という改革を掲げました。この制度によって給与を3~5%引き上げるというものだ。しかし、現実問題を考えるとこれだけでの引き上げでは、納得いかない保育士がほとんどだと思います。保育士の仕事は、人の命を預かるという本当に神経の使う重労働なのです。
子どもは、元気に走りまわるし、時には怪我もするでしょう。また、言うことをなかなか聞いてくれない子どももいます。このような仕事に対しての給与引き上げ対策としては、あまりにも少なすぎる政府の改革案といえるのではないでしょうか。保育士に対する給与引き上げ勿論のこと、処遇対策についても議論する必要があると思います。
保育士が働きやすい環境及び納得のいく給与で働ける日が来ることを願いたいですね。
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